開会に臨んで吉田理事長は「毎年、非常に参考にさせていただいている懇談会だが、今回もいろんな角度からのお話がお聞きできることを期待している」と挨拶。
賛助会・藤村泰生会長(小川珈琲(株))も「昨年末からの株高、年初の大発会でも上昇が続き、明るい気分の中で明けた。一部では円安とあってエネルギーの電気代の値上げなど懸念材料も出ているが、それを上回る景気の元気が出ればと期待している。今日はざっくばらんに建設的で明るい先が見えてくる有意義な懇談会を」と要望。
村井義生専務理事が司会進行を務めた。
●「滋賀・京都は同じ業態ではあっても必ずしも情況はイコールしない。カラオケボックスでも滋賀は規模の大きいチェーン店が増え、個人店が減少している。大切なのは仲間づくり、その先にあるのは良質のつながり、組合を軸にこの年を頑張り続けたい」(音響メーカー)
●「集客の大切さを感じさせる年。これまでは売上げ優先の流れだったが、最近は外から見てどう映るのか、そんな効果的な集客ができる店づくりが主流となった。一方ではコスト意識も高まり照明でもコストが安いLEDへの切り替えが進んでいる。幸いにして、これまで喫茶向け照度の製品がなかなか出てこなかったが、最近では発売されるようになり皆さんの多用が進んでいる。」(店舗設備メーカー)
●「コーヒーのおいしいところはーと聞かれる声が多くなった。これは追い風。地域に密着しコミュニケーションを広めながら顔が見える、そんな店づくりが今後はより大切ではないか」(珈琲メーカー)
多様な情況の報告や提案が次々と飛び交い、それらにそれぞれが意見交換を交わし合うなど、熱気ある懇談が繰り広げられた。 |