食材・設備メーカーと懇談会
平成27年1月28日(水)
ホテルボストンプラザ草津にて

成長へ熱く話し合う

 滋賀県喫茶飲食業生活衛生同業組合は毎年、年の始めに組合賛助会の食材及び設備メーカーを招いて迎えた年の新たな成長に向けて双方向の情報交換や忌憚のない意見や提案を語り合い、交流を深める懇談会を開いているが、今年も1月28日、草津市のホテルボストンプラザ草津で開いた。
 開会にあたって吉田信幸理事長は「昨季は春の消費税UP、その後の経過、年末の総選挙でエネルギーを費やした1年だったが、今年こそ願う成長が実現できる年になればと願っている。毎回皆さんから頂いた情報や提案を活用させて頂き臨んでいるが今年もより以上、先につながる多分野からの情報やご提案を頂けることと期待している」と開会あいさつ。
 賛助会・藤村泰生会長(小川珈琲(株))からも「今秋の消費税再増税の予定が先に延び気分的には明るくなったが、2月から春にかけ各種食品材等の価格改定が進行していく。大切なのは価格に見合う価値とサービス。今、現場で起こっている情況をどんどんお話し頂き、実りある懇談会を−」と語った。
懇談会
前向き「提案」相次ぐ

  懇談会は村井義生専務理事が司会して進行−
消費者の安全・安心意識が一段と高まっている。折柄、異物混入の多発もあって消費に悪影響を及ぼしている。入っていたのか入れられたのかは別として常日頃からの管理が特に大切。
来てもらいたい自分のところの客層にターゲットを絞り込むことが大切。順調な店の多くはお客様目線、実感で分かる個性・特色にこだわっているところが大半。こうした今の流れの中で総花的にやっていたのではとてもお客を集め切れない。
節約志向は依然として続いている。そんな中だが、その一方でいいものは価格に左右されることなく売れている。
喫茶店や居酒屋、バーなどへのカラオケ器機の時間貸しが増えた。一人カラオケが増えてきたのも最近の傾向。他の業種でもこうした流れが進むのでは…。
厄介なのは最近のクレーム。単純なことから何でといった事柄まで様々だが、かつては『ごめんなさい』の対応で処理できた事柄も今はモノ言う消費者が増えた。中にはクレーマーの攻勢で頭を抱えるケースも起こっている。注意したい。
 等々とそれぞれが足元の現状を語り、これら事柄を出席者が議論を交わし重ねながら今後の適切な対応や方向づけを時間をかけて話し合った。

懇親会
関係者を招いて懇親会も開く
 懇談会終了後に開かれた高齢の懇親会には(公財)滋賀県生活衛生営業指導センター玄田宗七理事長、(一社)滋賀県生活衛生協会中江義孝副理事長、日本政策金融公庫大津支店井野川実融資課長、同彦根支店蝶野泰史融資課長も臨席。
 吉田理事長は「景気上昇が見え始めたこの年のスタートだが、その波動が当地にも一日も一刻も早い訪れを切望している。
 本日はこの会に先駆けて商社各社の皆さんと懇談を開き、心強い提案を数多く頂いた。前向きに対応を進めいい年にしたい」と開会挨拶。
 このあと来賓各位の祝辞が続き乾杯発声で開宴。和やかに交流を深め情報交換などを交え、歓談を繰り広げた。