この10年間でコーヒーが大きく変化
「バリスタが魅せるトップレベルのラテアートを体感」をテーマとしたセミナーは講師に08-09年のジャパンバリスタチャンピオンシップで優勝の岡田章宏氏と11・12年ジャパンラテアートチャンピオンシップでの優勝の大澤直子さん(いずれも小川珈琲(株)所属)両2人のチャンピオンを招き世界トップ級の本格的なエスプレッソ・カプチーノの実技と講演が行われた。
「この10年の中でコーヒーの世界が大きく変わり進化した。昨13年の日本のコーヒー豆の輸入量は過去最大。その背景となったのはスペシャルティコーヒーとカウンターコーヒーと呼ばれるコンビニコーヒーの伸張。今、アメリカでは一杯づつ丁寧に淹れるコーヒーが急速に人気を集めている。世界的にもコーヒーの価値観が変わり、よりおいしいコーヒーが求められている。」と最近のコーヒー事情を次解説。
「こうした流れを受けコーヒー業界もより本格的に取り組みが進み、人財(材)の育成に力が注がれている。技を高めて競うバリスタの競技大会も国内はもとより世界大会などいろんな大会が生まれ、競技の種目も細分化され、それぞれのお国柄も取り入れながら技術を競い合って進化、日々向上が進んでいる。」と話した。
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バーテンダーとコラボした新メニューも紹介
イタリアやフランスで最も飲まれているエスプレッソは濃厚でコクのあるコーヒー「超特急」というのが一般的だが、もう一つの別名は「特別にあなただけに」とも呼ばれている。
基本の豆の選び方から抽出などトップレベルのラテアートの実技を披露。大画面に映し出されたそのパフォーマンスに食い入るように注視する参加者の姿が印象的だった。
また聴講者が参加、あれやこれやの手ほどきをもとに実体験したほか、新しい流れが始まっているアレンジコーヒーのバーテンダーとコラボした新しいタイプの数々も紹介され、コーヒーの飲み方・味わい方・奥深い楽しさが次々と発信され、一段とコーヒーへの関心を高めた。 |
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