コーヒーをこよなく愛した人たち
香り高い“名セリフ”集

●ジャン・ジャック・ルソー <フランス/思想家・文学者>

ああ、これでコーヒーカップを手にすることもできなくなった…。(辞世の一言)
●バルザック <フランス/1799-1850年/小説家>
コーヒーが腹中に入ると、
即座に活気が出てくる。
ちょうど戦場における軍隊のように、
生き生きとしたアイデアが生まれ、
記憶の中に眠っていたものが、
つぎからつぎへとその姿をあらわしてくる。

●ヴォルテール<フランス/1694-1778年/小説家・思想家>

18世紀を代表する啓蒙思想家のヴォルテールは大のコーヒー党としても知られています。
百科全書派の一人として鋭い論説で有名な彼は、コーヒーを一日たりとも欠かしたことはなく、84歳でこの世を去るまで何と毎日50杯を飲み続けたというエピソードもあります。あまりの量に飲み過ぎを心配した周囲の人たちに、ヴォルテールはこう答えたそうです。「たしかにそう思う…しかし、私は85年間コーヒーを飲み続けているが、まだ生きているからね」と。
さすがにコーヒー好きだけあって、“違いがわかる”渋いお言葉です。脳や筋肉の働きを活性化するコーヒーの成分「カフェイン」のパワーを、あたかも衆知していたかのような味わい深い一言ですね。
●吉井 勇<日本/1886-1960年/歌人・劇作家・小説家>
珈琲の 香にむせびたる 
夕より 夢見るひとと なりにけらしな
珈琲の 濃きむらさきの 一椀を
啜りてわれら 静こころなし
歌集「酒ほがい」より